教授

総合医療・地域医療学 教授

四方 哲

座右の銘『迷ったらGo』

 京都府立医科大学では2011年1月に総合医療・医学教育学講座が設置されましたが、2023年4月から再編統合される形で総合医療・地域医療学講座が誕生しました。2022年に創立150周年を迎えた京都府立医科大学の理念は『世界トップレベルの医療を地域へ』であり、附属北部医療センターの理念は『信頼される全人的医療』です。これらを達成するために私たちの講座は、『世界トップの総合診療医学と地域医療学を探求し、地域医療のベストモデルを創る』という崇高な理念を掲げています。今後も皆様方のご指導とご協力を何卒よろしくお願いします。また、現時点でのバックグランドや資格等は問わず、共に新しい時代を築いていける同志を募集します。少しでも関心を持たれる方がおられましたら、是非、ご連絡ください。迷ったらGoです!

地域医療とは

 地域医療とはどこかの地域で医療サービスを提供することではなく、過疎地域での医療を意味するものでもありません。地域医療とは保健(予防)・医療・福祉(介護)の連携の中で医療をすることであり、医療の一部ではなく地域の一部として地域貢献する医療のあり方であると考えています。

総合診療医とは

総合診療の本質は無条件かつ終わりのない患者への関与であり、総合診療医はプライマリ・ケアの専門家です。地域医療で求められる総合診療医像(臨床面)は①幅広い症状に対して診療できる、②初期救急には必ず対応できる、③地域のニーズに応じて自らを柔軟に変化させることができる、が挙げられます。他の診療科との大きな違いは、縦方向(領域別専門性)を目指すのではなく、横方向(横断的専門性)を目指すことにあります。総合診療医は医師人生をかけるに相応しい専門性だと思います。

略歴

1994年 自治医科大学医学部卒業

1994年 京都府立医科大学附属病院第二外科研修医

1996年 久美浜町国保久美浜病院外科医員

1999年 京北町国保京北病院外科医長

2003年 京都大学医学部附属病院総合診療科医員

2005年 医療法人社団蘇生会総合病院外科医長

2012年 三重県立一志病院病院長

2021年 京都府山城広域振興局健康福祉部長兼山城北保健所長

2023年 京都府立医科大学総合医療・地域医療学教授

業績(論文)

https://scholar.google.com/citations?hl=ja&user=fOqfqPAAAAAJ

参考

『ビジョンと戦略からはじまる 地域医療学のブレイクスルー』(中外医学社)
http://www.chugaiigaku.jp/item/detail.php?id=3649

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